第6回 賃貸契約の流れ・必要書類・費用

2020年09月23日

賃貸を探していて、見学も済んだ!

気に入ったので借りたいけど…

まずどうしたら良いのでしょうか?

どういう流れで契約は進んでいくのでしょうか?

 

このコラムでは賃貸の契約の流れをご説明します。

 

①まずは申し込みをしよう!

物件を下見して気に入った場合、不動産会社に「入居申込書」を提出します。

 

この入居申込書の書式は、不動産会社によって違いますが、住所・氏名・年齢・職業・年収などを記入する書式になっています。

 

この入居申込書は、あくまで入居する意思を表明するための書類であって、契約書ではありません。

 

したがって、入居申込書を提出した後でも、申込みをキャンセルすることが可能です。

提出する前に、キャンセルができるかどうかを不動産会社に再確認しておくとよいでしょう。

ただし、軽はずみなキャンセルは不動産会社に迷惑をかけることになるので、申込みはくれぐれも慎重にしてください。 

 

この時、「家賃保証会社」との契約は必要なのかも確認しましょう。

物件によっては、この保証会社との契約が必須の場合があります。

もちろん、保証会社との契約には費用が掛かりますので、その費用も聞いておきましょう。

 

賃貸申し込み

申し込みの時に預かり金を支払うこともあるよ!

物件を下見して気に入った場合、入居申込書を提出する際に数千円から家賃の1ヶ月分ぐらいの金銭を不動産会社に預けるケースがあります。

 

この金銭は「預り金」「申込証拠金」「申込金」などと呼ばれています。

 

金銭を預けた場合でも「借りたい」という意思表示を行ったに過ぎず、契約の優先権を確保したわけではないことに注意しましょう。

つまり預り金を不動産会社に預けても、貸主の承諾がなければ契約はできません。

 

契約が不成立の場合は預り金は返還されるものですが、念のためそのことを明記した預り証を受け取りましょう。

 

契約が成立した場合は、一般的には必要な費用の一部として取扱われます。

 

 

②入居審査を受ける!

貸主は入居希望者が提出した「入居申込書」をもとに、その希望者を入居させるかどうか判断します。

これを「入居審査」と言います。入居審査にかかる時間は大体1週間ぐらいです。

 

この入居審査で貸主が入居をOKしないケースもあります。

貸主から見れば自分の財産であるマンションやアパートを他人に貸すわけですから、経済的に安定している人や生活上のルールを守る人に部屋を貸したいと考えるのは当然のことですね。

 

「家賃保証会社」との契約が必須だった場合は、その審査もあります。

会社によって審査基準はそれぞれで、もし審査に落ちた場合でも理由は明らかにされません。

この審査に通らない限り、貸してくれない物件も多いので注意が必要です。 

 

 

③契約に必要な書類やお金を準備しよう!

審査を無事に通過したら契約に進みます。

契約時に必要な書類やお金の準備を始めましょう。

 

☆賃貸契約で必要な書類等

一般的に必要な書類等

・契約者と、他に入居する方の身分証明書(免許証、保険証)

・駐車場を借りるなら車検証

・認印

 

不動産会社によっては提出を求められる書類

・契約者の収入証明書(源泉徴収票など)

・契約者本人の印鑑証明書

・契約者と、他に入居する方の住民票

 

家賃保証会社と契約をする場合

・銀行口座番号が分かるもの(通帳やキャッシュカード)

・銀行への届印

 

連帯保証人がいる場合、連帯保証人に準備してもらう物

実印

・印鑑証明

・身分証明書

・連帯保証人引受承諾書

 →契約者の債務(家賃を払うこと)を肩代わりするという内容の書類です。

 不動産会社によって書類の名称は異なりますが、いずれも内容は同じで、自筆署名と実印を押印する書式になっています。

 

 

☆賃貸契約で必要な契約金

これは都道府県や市町村によって大きく変わります。

 

茨城県日立市の相場だと、およそ家賃の5ヶ月が必要です。

敷金…家賃の1ヶ月分

礼金…家賃の1ヶ月分

・賃料(家賃+共益費+駐車料)…1ヶ月分

・仲介手数料…家賃1ヶ月分+消費税

・火災保険料、家賃保証会社との契約料、鍵交換代が物件により異なる。


なお、5ヶ月というのはあくまで目安です。

礼金ナシやフリーレントで5ヶ月より安く済む物件もあります。

また、敷金が2~3ヶ月分必要な物件もあります。

引越し費用等も含めると、実際にかかる費用は5ヶ月より多いこともありえるので、できるだけ余裕を持って予算を組んでおきましょう。

 

 

契約時の必要書類

④重要事項の説明を受けよう!

前回の売買契約の流れのコラムでも出てきましたが、賃貸でも契約の前に重要事項の説明があります。

 

賃貸の重要事項の内容としては、

・賃料や敷金などの金銭関係

・物件についている設備の種類

・物件解約時のルール

・その物件特有の決まり事や自分の契約だけに該当する決まり事

 

このようなことが説明されます。

申し込み時に聞かされていたことと異なる部分が無いか確認しましょう。

この時に、何かおかしいなと思うことがあれば、契約に進む前に解決しておきます。

 

 

⑤いざ契約!

契約書に署名押印をしてしまうと契約のキャンセルはできず、通常の解約手続きが必要になります。

署名押印の前に不明点を無くしておいてください。

 

賃貸の契約書の内容としては、

・物件名称、所在地、借りる部屋番号

・契約期間、毎月支払う賃料

・貸主や管理業者の連絡先

・契約更新の方法や費用

・解約する時の流れ

・入居中に設備が壊れてしまった時の連絡先や費用負担の有無

・退去後の敷金精算の方法、原状回復費用負担の有無

 

このような内容が記されています。

署名押印の前に必ず分からないことは無くしておきましょう。

 

この契約の時には、保険の契約と家賃保証会社の契約もありますので時間がかかります。

時間が無い時に慌てて契約を行うと、後から「契約内容がおかしい!」などのトラブルの元になりかねないので、時間は余裕を持っておきましょう。

 

 

そして契約金を支払ったら、部屋の鍵を受け取って契約は完了です!

契約金の支払い方法や支払い時期は物件によっても変わってきますので、契約の前に聞いておきましょう。

 

 

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花ライン

不動産用語の解説

貸主(かしぬし)

 

家賃保証会社(やちんほしょうがいしゃ)

 

印鑑証明(いんかんしょうめい)

 

連帯保証人(れんたいほしょうにん)

 

実印(じついん)

 

敷金(しききん)

 

礼金(れいきん)

 

フリーレント

 

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